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「ハチドリのひとしずく〜いま、私にできること〜」という話を知っていますか?

南米のアンデス地方に伝わる話を明治学院大学国際学部教授で、環境=文化NGOナマケモノ倶楽部主宰の辻信一さんが訳した短い話です。
今、この短い話に世代を超えた多くの人が感銘を受け、ジワジワと共感の輪が広がっています。

それはこんな話です。


森が燃えていました。

森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました。

でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います。
クリキンディはこう答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」

出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊

 単行本もじわじわと人気を呼び、
           この種の本としては異例の3万部を売り上げています。


燃える森が意味するものとは??

燃える森はいったい何を象徴しているのでしょうか?

温暖化や酸性雨、砂漠化など悪化する一方の様々な環境問題を表しているようにも読めます。

また、21世紀になってますます深刻になる戦争や紛争、飢餓や貧困といった解決できない人類の課題であるようにも思えます。

あるいは、社会全体が閉塞感を感じ、そのストレスを爆発させているかのようなせい惨な事件が次々に起こる今の日本の状況であるかのような印象を受けるかもしれません。

どの問題も「早くなんとかしないとならない」と、誰もが感じていることばかり。でも、あまりにも大きく「いったい自分に何ができるというの?」と無力感もこみ上げてきます。

小さな小さなハチドリが「私にできることをしているだけ」と、黙々とひとしずくを運ぶ姿は、そんな無力感を感じる心に、「何ができるかわからないけど、まずは私にできることをしよう」という勇気を与えてくれているのではないでしょうか。
コメント
この記事へのコメント
多くの森の生き物達と、同じ意識の方が多いと思います
しかし、小さなハチドリの行いは正しい事で
マイノリティーであるが為に不当評価されているに過ぎない
それを世界が認識するまで、地道に一滴を運ぶしかないんですね
2007/11/13(火) 11:51 | URL | marurun #-[ 編集]
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